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原料費調整制度について

原料費調整制度とは

LPガスは原油同様、海外からの輸入に依存しております。LPガス輸入価格はサウジアラビア等産油国からの通告価格(CP)、為替レート(TTS)、その他に運賃(フレート)等外部要因によって毎月変動しております。原料費調整制度はLPガスの輸入価格が変動した場合に速やかにガス価格に反映させるため、料金の透明性が反映されます。
また、毎月のLPガスCPにつきましては、日本経済新聞に毎月掲載されておりますのでお客様に対して透明性のある制度になります。

単位料金の調整

LPガス料金への適用は、平成28年12月の検針分より実施いたします。基準になる原料価格との変動価格に応じ、従量料金(1㎥あたり)を調整いたします。

原料費調整制度の算出方法

原料価格

原料価格=算定月の合成CP×為替レート(TTS)+石油石炭税+フレート価格

CP(Contract Price:通告価格)

1994年10月から開始されたサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ社のLPガスのターム契約(長期契約)におけるFOB輸出価格の方式で、サウジ及び他産ガス国のスポット入札価格を総合判断して決定する価格です。入札価格は公表されないことからある意味で一方的な通告価格といえます。当月CPは前月末に発表されます。

FOB(Free on Board)

商品を売買する貿易条件の一つで、本船渡し条件の略です。FOB価格はタンカー運賃等を含まない積み出し価格であり、積み出し港で商品の受け渡しが終了した時点で商品の所有権は売主(産ガス国)から買主(輸入メーカー等)に移転します。

TTS(Telegraphic Transfer Selling Rate:対顧客電信買)

銀行が顧客に対して外貨を売る(円を外貨に交換する)ときに用いられる為替レートです。三菱東京UFJ銀行の対顧客電信売相場(円/㌦)前月16日~当月15日までの平均為替を採用します。

石油石炭税

輸入LPGは石油石炭税法に基づき、1トンあたり1,860円課税されております。国内の製油所で生産されるLPGについては原料の原油1KLあたり2,800円課税されており、生産品のLPGについては非課税となります。また自動車用として使用するLPGには別途、1kgあたり17.5円(1Lあたり9.8円)課税されています。さらに、LPガスの全てには消費段階で消費税が8%課税されます。

フレート(Freight:運賃)

運送契約において運送者が荷主より得る運送の対価をいいます。リム情報開発株式会社が発行するLPGマーケット情報内の中東・極東間の傭船料のスポットフレートとタームフレートを基に算出した指標を採用します。

基準原料価格

41,860円/tを基準価格として固定(2016年3月~5月平均) 

当月原料価格

・対象LPガス輸入価格:検針月の3ヵ月前・2ヵ月前の合成CP

・対象TTS:検針月の3ヵ月前の16日から2ヵ月前の15日までの平均為替レート
・石油石炭税: 1,860円/t
・フレート価格:検針月の2ヵ月前フレート価格(㌦/t)×対象為替レート

産気率

1kgのLPガスを気化させると約0.482㎥となります。これを基準として産気率を計算しております。なおLPガスの産気率は気温によって変動するため地域を大きく4つにわけております。
(1)産気率 0.469㎥/kg  北海道 青森 岩手 秋田
(2)産気率 0.478㎥/kg  宮城 山形 福島 新潟 富山 石川
(3)産気率 0.482㎥/kg  (1)(2)(4)を除く都道府県
(4)産気率 0.480㎥/kg  沖縄
※中部地区は(3)0.482㎥/kgとなります。

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